妊娠を考え始めたら、確かめておきたいことが いくつかあります。風しんの抗体・体重・葉酸・お酒とたばこ・性感染症と子宮頸がんの検診・飲んでいる薬や持病です。妊娠に気づく前から赤ちゃんの体はつくられ始めるので、妊娠する前の準備が大切です。パートナーも一緒に取り組むものです。
妊娠を考え始めたら、確かめておきたいことが 6 つあります。①風しんの抗体 ②体重 ③葉酸 ④お酒とたばこ ⑤性感染症と子宮頸がんの検診 ⑥飲んでいる薬や持病です。妊娠に気づく前から赤ちゃんの体はつくられ始めるので、妊娠する前の準備が大切です。パートナーも一緒に取り組むものです。
こうした妊娠前からの健康づくりを、プレコンセプションケアといいます。「準備することがたくさんある」と感じると、少し身がまえてしまいますよね。全部を一度にそろえなくてもかまいません。できることから、一つずつ確かめておけば十分です。
妊娠を考え始めたら、確かめておきたいことは 6 つです。全部を一度にそろえなくても、できることから一つずつで十分です。パートナーも一緒に取り組むものです。 出どころ: 風しんに関する Q&A(2025)、適正な体重とは?(はじめよう プレコンセプションケア)(2026)、神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について(健医地生発第 78 号)(2000)、プレコン・チェックシート(女性用・男性用)(2025)、胎児性アルコール・スペクトラム障害(e-ヘルスネット)(2021)、性感染症(2025)、HPV 検査単独法による子宮頸がん検診の導入(2024)、Committee Opinion No. 762: Prepregnancy Counseling(2019) 画像として保存
風しんの抗体は、なぜ確かめておくのでしょうか?
妊娠の早い時期(20 週ごろまで)に風しんにかかると、赤ちゃんに難聴や白内障、心臓の病気が起こることがあります。これを先天性風しん症候群といいます。
厚生労働省は、風疹ワクチンを接種していない人や風しんにかかったことがはっきりしない人に抗体検査をすすめています。対象は、妊娠を望む女性や、妊婦さんと一緒に暮らす家族です。抗体が少なければ、ワクチンを考えます。
風しんのワクチンは生ワクチンなので、妊娠中には受けられません。接種したあとは、2 か月ほど避妊が必要です。
体重と葉酸は、どうすればよいのでしょうか?
体重と身長から計算する BMI で、18.5 以上 25.0 未満がめやすです。妊娠前にやせていると、早産や低出生体重(赤ちゃんが小さく生まれること)、妊娠中の貧血が増えます。太っている場合は、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群になりやすくなります。
日本小児神経外科学会は、妊娠の 1 か月以上前から妊娠 12 週まで、食事に加えて栄養補助食品から 1 日 0.4mg の葉酸をとることをすすめています。赤ちゃんの脳や脊髄の病気(神経管閉鎖障害)のリスクを減らすためです。
お酒とたばこは、どうすればよいのでしょうか?
妊娠中のお酒に、ここまでなら安全という量はないと考えられています。妊娠を考えた時点からお酒をやめておくのが望ましく、妊娠がわかったら一切飲まないようにします。
たばこに含まれる有害物質は、卵巣の働きを弱め、卵子の質にも悪い影響を与えます。男性の喫煙も不妊の原因になることが多く報告されていて、受動喫煙でも流産や早産が増えます。
性感染症と子宮頸がんの検診は、受けておいたほうがよいのでしょうか?
受けておくと安心です。クラミジアなどの性感染症は、症状が軽いか、ほとんどないことが多いです。治療しないままでいると、不妊や、赤ちゃんへの感染の原因になることがあります。
梅毒は、20 代の女性にも多くみられます。妊娠中に感染すると、流産や死産、赤ちゃんの先天梅毒が起こることがあります。妊娠する前に、パートナーも一緒に検査を受けておくと安心です。
子宮頸がんの検診は、20 歳から 2 年に 1 回が基本です。
飲んでいる薬や持病があるときは、どこに相談すればよいのでしょうか?
飲んでいる薬は、自分の判断でやめたり続けたりせず、妊娠を考えていることを主治医に伝えて相談しておくと安心です。
糖尿病や高血圧、甲状腺の病気などの持病があるときは、病気の状態が妊娠の経過に関わります。妊娠する前から病気をしっかり治療して安定させ、妊娠中も使える薬を選んでおくことが大切です。妊娠中は歯ぐきの病気やむし歯が悪くなりやすいので、妊娠前に歯科検診を受けておくと安心です。
妊娠前の体のことや、将来の妊娠についての悩みは、お住まいの地域の「性と健康の相談センター」(https://precon.cfa.go.jp/soudan/nayami/)に相談できます。気になる症状があるときや、検査を受けたいときは、産婦人科で相談してください。
BMI
体重(kg)を身長(m)の 2 乗で割った、体格のめやすです。 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m) と計算します。18.5 未満がやせ、25.0 以上が肥満とされ、妊娠を考えるときは 18.5 以上 25.0 未満がめやすです。
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性器クラミジア感染症
性行為でうつる感染症の一つです。女性は症状が軽いか、ほとんどないことが多く、治療しないままでいると卵管がふさがり、不妊の原因になることがあります。パートナーと一緒に検査と治療を受けましょう。
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先天性風しん症候群
妊娠の早い時期に風しんにかかったとき、赤ちゃんに難聴や白内障、心臓の病気などが起こることです。妊娠前に風疹への抵抗力のめやすとなる抗体があるかを確かめ、必要ならワクチンを受けておくことが、防ぐことにつながります。
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流産
赤ちゃんがおなかの外で育つことができる時期より前に、妊娠が終わってしまうことです。
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神経管閉鎖障害
赤ちゃんの脳や脊髄のもとになる神経管が、妊娠のごく早い時期にうまく閉じないことで起こる病気です。妊娠前から葉酸をとることで、リスクを減らすことが期待できます。
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プレコンセプションケア
性別を問わず、適切な時期に性や健康の正しい知識を持ち、妊娠・出産を含めた人生の計画や将来の健康を考えて健康管理をすることです。妊娠する前からの体づくりも含みます。
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梅毒
梅毒トレポネーマという細菌が性交でうつる感染症です。感染から 1 か月ほどで痛みの少ないしこりができ、数か月後に発疹が出ますが、どちらも自然に消えるので気づきにくい病気です。血液の検査で調べ、抗菌薬で治療します。妊娠中に感染していると、赤ちゃんにうつることがあります。
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このサイトの内容は、医師が確かめた一般的な医学情報です。あなたご自身の診断や治療についての助言ではありません。気になる症状や治療のことは、医療機関で相談してください。