20 代で知っておきたいのは、将来の妊娠に関わる体のことです。今からできる準備は、性感染症の予防と検査、強い月経痛などの相談、子宮頸がんの検診、体重やたばこのことです。年齢とともに卵子の質は少しずつ下がり、妊娠しにくくなったり流産が増えたりします。今の医療でも、下がった質を元に戻す方法はありません。急いで何かを決める必要はありませんが、将来の家族のことを考えるきっかけになればうれしいです。
20 代で知っておきたいのは、将来の妊娠に関わる体のことです。今からできる準備は、性感染症の予防と検査、強い月経痛などの相談、子宮頸がんの検診、体重やたばこのことです。年齢とともに卵子の質は少しずつ下がり、妊娠しにくくなったり流産が増えたりします。今の医療でも、下がった質を元に戻す方法はありません。急いで何かを決める必要はありませんが、将来の家族のことを考えるきっかけになればうれしいです。
20 代のうちに知っておくと、将来の選択肢を守りやすくなることがあります。今すぐ何かを決める必要はありません。 出どころ: 生殖医療 Q&A 2025(Q4・Q5)(2025)、HPV ワクチンに関する Q&A(2026)、子宮内膜症(2025)、モデル事業 卵子凍結パンフレット(2026) 画像として保存
性感染症は、将来の妊娠に関係するのでしょうか?
関係します。日本生殖医学会は、卵管がふさがる原因として、性器クラミジア感染症が多いとしています。クラミジアは症状がほとんどないまま進むことが多く、若いころの感染があとで不妊の原因になることがあります。
コンドームを正しく使うことが、予防のいちばんの方法です。気になることがあれば、パートナーと一緒に検査を受けておくと安心です。保健所によっては、匿名・無料で検査を受けられます。
月経の悩みや、体重・たばこも関係するのでしょうか?
強い月経痛や、月経の量が多いといった悩みは、我慢せずに産婦人科で相談しておくと安心です。子宮内膜症は 20〜30 代で起こることが多く、子宮内膜症の人の半数近くが、不妊に悩むともいわれています。
やせすぎや太りすぎは、排卵が起こりにくくなる原因になることがあります。たばこは、卵巣の働きを弱めると考えられています。
子宮頸がんの予防では、何ができるのでしょうか?
子宮頸がんは、20 代から増え始めます。20 歳を過ぎたら、2 年に 1 回、子宮頸がんの検診を受けることがすすめられています。
HPV ワクチンの公費での接種は、小学 6 年生から高校 1 年生相当の女子が対象です。対象の年齢を過ぎた人のための無料の接種(キャッチアップ接種)は、2026 年 3 月 31 日で終わりました。今は、対象外の人も自費で接種を受けられます。
年齢とともに、卵子はどう変わるのでしょうか?
年齢が上がると、染色体の数が合わない卵子が少しずつ増えていきます。そのため、妊娠しにくくなったり、流産が増えたりします。出産の数は 30 歳ごろから少しずつ減り、35 歳を過ぎると減り方がはっきりしてきます。卵子の質が下がるのを防ぐ方法は、今のところないとされています。
こう書くと、どきっとするかもしれません。今すぐ何かを決める必要はありません。いつか子どもがほしいと思うなら、パートナーとも話せるときに少しずつ話しておけるとよいと思います。
医学的な理由のない卵子凍結は、36 歳未満のうちに採卵することが望ましいとされています。ただ、卵子凍結は将来の妊娠・出産を約束するものではなく、成功率はまだそれほど高くないとされています。くわしくは「年齢とともに、妊娠のしやすさはどう変わるのでしょうか?」で説明しています。
どこに相談すればよいのでしょうか?
体のことや将来の妊娠の悩みは、お住まいの地域の「性と健康の相談センター」に相談できます。性別や年齢を問わず、無料で相談できます。窓口は、こども家庭庁の全国の「性と健康の相談センター窓口」一覧で探せます。
次のようなときは、産婦人科で相談してください。
- 強い月経痛や、月経の量が多いことに悩んでいる
- 性感染症が心配なことがある
- やせすぎや太りすぎ、たばこが気になる
性器クラミジア感染症
性行為でうつる感染症の一つです。女性は症状が軽いか、ほとんどないことが多く、治療しないままでいると卵管がふさがり、不妊の原因になることがあります。パートナーと一緒に検査と治療を受けましょう。
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染色体
体の設計図にあたる遺伝子をのせた、細胞の中の小さな構造です。人の細胞には 46 本あり、卵子と精子は半分の 23 本ずつを持っています。
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卵子凍結
将来の妊娠に備えて、卵子をとり出して凍結保存しておくことです。病気の治療の前に行う場合と、医学的な理由なく社会的な理由で行う場合があります。将来の妊娠・出産を約束するものではありません。
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採卵
体外受精や卵子凍結のために、腟から超音波で卵巣を見ながら、細い針で卵胞の中の卵子を吸いとることです。卵子の数などに応じて局所麻酔や静脈麻酔などを併用して行います。
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子宮内膜症
子宮の内膜に似た組織が、子宮の外(卵巣やおなかの中など)にできる病気です。20〜30 代から起こることが多く、強い月経痛の原因になり、不妊に関わることもあります。
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HPV(ヒトパピローマウイルス)
性交でうつるウイルスで、海外の報告では、性交の経験がある女性の 50〜80% が一生に一度は感染するとされます。多くは自然に排除されますが、感染が続くと、子宮頸がんの原因になることがあります。
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流産
赤ちゃんがおなかの外で育つことができる時期より前に、妊娠が終わってしまうことです。
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排卵
育った卵胞から卵子が卵巣の外へ出ることです。脳から出るホルモン(LH)が急に増えることがきっかけになります。
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このサイトの内容は、医師が確かめた一般的な医学情報です。あなたご自身の診断や治療についての助言ではありません。気になる症状や治療のことは、医療機関で相談してください。