排卵のころに少量の出血が 2〜3 日続くことがあり、排卵期出血(中間期出血)とよばれます。ホルモンの変化によるもので、治療は要らないことが多いです。ただ、ポリープや子宮頸がん、妊娠に関係する出血などと、自分では見分けられません。くり返すとき、長く続くとき、性交のあとに出血するときは、婦人科を受診してください。
排卵期出血は、どうして起こるのでしょうか?
月経と月経のあいだに出血があると、どきっとしますよね。排卵のころは、子宮の内膜にはたらく女性ホルモンが大きく変わる時期です。排卵のあと、エストロゲンというホルモンが一時的に下がり、内膜が少しはがれて出血することがあります。
出血は少量で、2〜3 日、長くても 1 週間ほどで止まるとされています。色は、赤のほか、茶色やピンク色に見えることもあります。
病気の出血と、見分けられるのでしょうか?
自分では見分けられません。月経と月経のあいだの出血には、次のような原因もあります。
- 排卵がうまく起こらない周期(ホルモンの乱れ)
- 子宮の入り口や内側のポリープ、子宮筋腫
- クラミジアなどの感染
- 子宮頸がんなどのがん
- ピルなどのホルモンの薬
- 妊娠に関係する出血
出血が妊娠に関係していることもあります。性交の経験があり、次の月経が予定より遅れているときは、妊娠検査薬で確かめておきます。
基礎体温は、手がかりになるのでしょうか?
基礎体温をつけると、低温期から高温期に変わったころに排卵があったと推定できます。出血した日を書き込んでおくと、排卵のころの出血かどうかの手がかりになります。2〜3 周期は続けて記録します。
ただ、基礎体温だけで、排卵の日をぴったり当てられるわけではありません。受診するときは、記録を持っていくと伝えやすくなります。
排卵のころのおなかの痛みは、心配ないのでしょうか?
排卵のころに、軽い腹痛や腰の痛みを感じる人がいます。排卵痛とよばれ、多くは体のしくみによるものです。痛みが強いときは、痛み止めを使うことがあります。強い腹痛があるときは、卵巣からの出血などのこともあるので、早めに受診してください。
受診したほうがよいのは、どのようなときでしょうか?
次のようなときは、婦人科を受診してください。
- 出血をくり返す、なかなか止まらない
- 1 週間を超えて出血が続く
- 性交のあとに出血する
- 強い腹痛がある
- 妊娠の可能性がある
20 歳を過ぎたら、症状がなくても子宮頸がん検診を受けます。原因のわからない出血については、「不正出血があったときは、どうしたらよいですか?」でも説明しています。