排卵のころに少量の出血が 2〜3 日続くことがあり[1]、排卵期出血(中間期出血)とよばれます。ホルモンの変化によるもので、治療は要らないことが多い[1]です。ただ、ポリープや子宮頸がん、妊娠に関係する出血[2][2]などと、自分では見分けられません[2][2]。くり返すとき、長く続くとき、性交のあとに出血する[6][6]ときは、婦人科を受診してください。
排卵期出血は、どうして起こるのでしょうか?
月経と月経のあいだに出血があると、どきっとしますよね。排卵のころは、子宮の内膜にはたらく女性ホルモンが大きく変わる時期です。排卵のあと、エストロゲンというホルモンが一時的に下がり[1]、内膜が少しはがれて出血することがあります。
出血は少量で、2〜3 日、長くても 1 週間ほどで止まる[1]とされています。色は、赤のほか、茶色やピンク色[2]に見えることもあります。
病気の出血と、見分けられるのでしょうか?
自分では見分けられません。月経と月経のあいだの出血には、次のような原因もあります。
- 排卵がうまく起こらない周期[2](ホルモンの乱れ)
- 子宮の入り口や内側のポリープ、子宮筋腫[2]
- クラミジアなどの感染[2]
- 子宮頸がんなどのがん[2]
- ピルなどのホルモンの薬[2]
- 妊娠に関係する出血
出血が妊娠に関係していることもあります。性交の経験があり、次の月経が予定より遅れているときは、妊娠検査薬で確かめておきます[3]。
基礎体温は、手がかりになるのでしょうか?
基礎体温をつけると、低温期から高温期に変わったころに排卵があった[4]と推定できます。出血した日を書き込んでおくと、排卵のころの出血かどうかの手がかり[3]になります。2〜3 周期は続けて記録[4]します。
ただ、基礎体温だけで、排卵の日をぴったり当てられるわけではありません[5]。受診するときは、記録を持っていくと伝えやすくなります。
排卵のころのおなかの痛みは、心配ないのでしょうか?
排卵のころに、軽い腹痛や腰の痛みを感じる人がいます。排卵痛とよばれ[1]、多くは体のしくみによるものです。痛みが強いときは、痛み止めを使う[1]ことがあります。強い腹痛がある[1][1]ときは、卵巣からの出血[1]などのこともあるので、早めに受診してください。
受診したほうがよいのは、どのようなときでしょうか?
次のようなときは、婦人科を受診してください。
20 歳を過ぎたら、症状がなくても子宮頸がん検診[6]を受けます。原因のわからない出血については、「不正出血があったときは、どうしたらよいですか?」でも説明しています。