排卵のころに少量の出血が 2〜3 日続くことがあり[1]、排卵期出血(中間期出血)とよばれます。ホルモンの変化によるもので、治療は要らないことが多い[1]です。ただ、ポリープや子宮頸がん、妊娠に関係する出血[2][2]などと、自分では見分けられません[2][2]。くり返すとき、長く続くとき、性交のあとに出血する[6][6]ときは、婦人科を受診してください。

月経周期と排卵期出血の時期 月経周期と排卵期出血の時期 28 日周期の例(排卵の日は人や月によってずれます) 基礎体温 低温期 高温期 月経 排卵のころ 排卵期出血 1 日目 次の月経 少量で 2〜3 日、長くても 1 週間ほどで止まることが多い くり返す・長く続く・性交のあとに出血する・強い腹痛があるときは婦人科へ
排卵期出血は、排卵のころ、基礎体温が低温期から高温期に変わる時期にみられることがあります。くり返すときや長く続くときは、婦人科を受診します。 出どころ: 排卵時期の腹痛・腰痛・性器出血(2019)、基礎体温(ヘルスケアラボ)(2026)、子宮頸がん(2025) 画像として保存

排卵期出血は、どうして起こるのでしょうか?

月経と月経のあいだに出血があると、どきっとしますよね。排卵のころは、子宮の内膜にはたらく女性ホルモンが大きく変わる時期です。排卵のあと、エストロゲンというホルモンが一時的に下がり[1]、内膜が少しはがれて出血することがあります。

出血は少量で、2〜3 日、長くても 1 週間ほどで止まる[1]とされています。色は、赤のほか、茶色やピンク色[2]に見えることもあります。

病気の出血と、見分けられるのでしょうか?

自分では見分けられません。月経と月経のあいだの出血には、次のような原因もあります。

  • 排卵がうまく起こらない周期[2](ホルモンの乱れ)
  • 子宮の入り口や内側のポリープ、子宮筋腫[2]
  • クラミジアなどの感染[2]
  • 子宮頸がんなどのがん[2]
  • ピルなどのホルモンの薬[2]
  • 妊娠に関係する出血

出血が妊娠に関係していることもあります。性交の経験があり、次の月経が予定より遅れているときは、妊娠検査薬で確かめておきます[3]。

基礎体温は、手がかりになるのでしょうか?

基礎体温をつけると、低温期から高温期に変わったころに排卵があった[4]と推定できます。出血した日を書き込んでおくと、排卵のころの出血かどうかの手がかり[3]になります。2〜3 周期は続けて記録[4]します。

ただ、基礎体温だけで、排卵の日をぴったり当てられるわけではありません[5]。受診するときは、記録を持っていくと伝えやすくなります。

排卵のころのおなかの痛みは、心配ないのでしょうか?

排卵のころに、軽い腹痛や腰の痛みを感じる人がいます。排卵痛とよばれ[1]、多くは体のしくみによるものです。痛みが強いときは、痛み止めを使う[1]ことがあります。強い腹痛がある[1][1]ときは、卵巣からの出血[1]などのこともあるので、早めに受診してください。

受診したほうがよいのは、どのようなときでしょうか?

次のようなときは、婦人科を受診してください。

  • 出血をくり返す[2]、なかなか止まらない
  • 1 週間を超えて[1]出血が続く
  • 性交のあとに出血する
  • 強い腹痛がある
  • 妊娠の可能性がある[3]

20 歳を過ぎたら、症状がなくても子宮頸がん検診[6]を受けます。原因のわからない出血については、「不正出血があったときは、どうしたらよいですか?」でも説明しています。