射精を控えて精子をためても、妊娠しやすくはなりません。頻繁に射精すると男性の妊よう性が下がるという考えは、広く信じられている誤解とされています。禁欲の日数と精子の状態を調べた研究をまとめると、禁欲が長いと、精子の数は多くなるものの、まっすぐ進む精子の割合がわずかに下がりました。精子の DNA が傷ついている割合も、わずかに多くなっていました。禁欲が短いほうが、精子の質はよいと考えられています。精液検査を受けるときは、決められた日数(2〜7 日)だけ射精を控えます。これは検査の結果をそろえるための決まりで、ふだんの過ごし方とは別のものです。
出どころ
- Optimizing natural fertility: a committee opinion(2022、ガイドライン)
- Effects of long and short ejaculatory abstinence on sperm parameters: a meta-analysis of randomized-controlled trials(2024、論文)
- Impact of Shorter Abstinence Periods on Semen Parameters: A Systematic Review and Meta-Analysis(2025、論文)
- 生殖医療 Q&A 2025(Q1 妊娠の成立、Q2 不妊症の定義、Q4 不妊の原因、Q6 検査を受ける時期、Q7 不妊症の検査、Q8 タイミング法)(2025、公的資料)