月経以外のときの出血を不正出血といい、婦人科を受診する理由で多い症状のひとつ[2]です。原因はさまざまで、ホルモンの乱れや妊娠に関係するもの、ポリープ、子宮頸がんなど[1]があります。性交の経験があれば、まず妊娠の可能性を考えます[2][2]。出血が多いときや強い腹痛があるときはすぐに[13]、くり返すときや続くときも早めに[1]産婦人科を受診してください。
まず、何を確かめればよいのでしょうか?
予定していない出血があると、どきっとしますよね。下着に少し付くくらいの出血も[14]、不正出血に入ります。
性交の経験があるときは、まず妊娠の可能性を考えます。市販の妊娠検査薬は、月経の予定日を過ぎて 1 週間ほどたってから使います[6]。それより早いと、妊娠していても陰性に出る[6]ことがあります。
すぐに受診したほうがよいのは、どのようなときでしょうか?
次のようなときは、産婦人科にご連絡ください。
- 妊娠の可能性があって、月経のような多めの出血や強い腹痛がある[4](流産や子宮外妊娠のことがあります[1])
- 妊娠の可能性があって、急に強い腹痛やふらつきがある(救急車を呼ぶことも考えます[5])
- 妊娠の可能性がなくても、1 時間ごとにナプキンを替えるほどの出血が 2 時間以上続く[13]
出血をくり返すとき、なかなか止まらないとき、性交のときに出血するとき[11]も、早めに産婦人科を受診してください。くり返す出血には、病気や初期のがんが隠れていることがあります[1]。妊娠中や出産のあとの出血は、かかっている産婦人科に相談してください。
どのような原因が考えられるのでしょうか?
- ホルモンの乱れ(不正出血の 3 割ほど[2])
- 流産や子宮外妊娠など、妊娠に関係するもの
- 子宮のポリープや筋腫[1]
- クラミジアや淋菌などの性感染症[10]
- 低用量ピルの飲み始め[9]
- 子宮頸がんや子宮体がん[1]
出血の色や量だけでは、原因を見分けられません。10 代では、排卵のしくみが整う前の出血が多い[7]とされますが、7 日を超えて続くとき[8]は受診を考えます。
子宮頸がんと関係があるのでしょうか?
子宮頸がんは、初期にはほとんど症状がなく[11]、進むと出血が出ることがあります。性交のときの出血は、ポリープや子宮頸部のただれ、感染などでも起こるので、がんとは限りません。
症状がなくても、20 歳からは 2 年に 1 回[12]、子宮頸がん検診を受けます。不正出血があるときは、検診ではなく、健康保険を使ってすぐに受診します[12]。
受診のときは、何を伝えるとよいのでしょうか?
婦人科では、妊娠の検査や内診、経腟超音波[3]などで原因を調べます。最後の月経の日[7]、出血した日と量・色、性交のあとの出血か[13]、飲んでいる薬[2]を書きとめておくと伝えやすくなります。1 回でわからないときは、同じ産婦人科で続けて様子をみてもらう[1]と安心です。