避妊に失敗したかもしれないときは、まず緊急避妊薬を考えます。性交のあと 72 時間以内に、できるだけ早く飲むほど効果が期待できます[1]。今は薬局でも買えます[2]。飲んだあとは 3 週間ほどを目安に、妊娠検査薬か産婦人科で妊娠していないかを確かめます[4]。緊急避妊薬は性感染症を防げない[1]ので、心配なときは検査も受けます。望まない性交だったときは、ワンストップ支援センター(#8891)に相談できます[9]。
緊急避妊薬は、いつまでに飲めばよいのでしょうか?
避妊の失敗に気づくと、どきっとしますよね。緊急避妊薬は、性交のあと 72 時間以内に 1 錠飲みます[1]。日本産科婦人科学会は、できるかぎり早く飲むことをすすめています[1]。ただ、確実に妊娠を防げるわけではなく、飲んでも妊娠してしまう場合があります[1]。
72 時間を過ぎてしまったときも[1]、あきらめずに産婦人科に相談してください。同じ学会は、120 時間までは効果が期待できるとしています[1]。ただ、時間とともに効果は下がります[1]。飲んだあと 2 時間以内に吐いてしまったときは、もう 1 錠飲む必要があります[1]。
緊急避妊薬は、どこで手に入るのでしょうか?
2026 年 2 月 2 日から、緊急避妊薬は処方箋がなくても、薬局で買えるようになりました[2]。研修を受けた薬剤師から[4]買い、薬剤師の前で飲みます[3]。年齢の制限はなく、親の同意もいりません[3]。
販売できる薬局は、厚生労働省の要指導医薬品である緊急避妊薬の販売が可能な薬局等の一覧[14]で探せます。産婦人科やオンライン診療で処方を受けることもできます[2]。
飲んだあとは、どのように過ごせばよいのでしょうか?
飲んだあと 1 週間ほどのうちに出血があったり、次の月経が数日ずれたりすることもあります[1]。
その周期のこれからの性交は守られないので、次の月経が来るまでは性交を控えるか、コンドームなどできちんと避妊します[1]。
3 週間後を目安に、妊娠検査薬で確かめるか、産婦人科を受診します[4]。市販の妊娠検査薬は、月経の予定日から 1 週間ほど過ぎてから使うことがすすめられています[5]。早すぎると、妊娠していても陰性と出ることがあります[5]。
受診のめやすです。
- 月経が 1 週間以上遅れるときや、いつもより量が少ないときは、妊娠していないかを確かめます[1]。
- 陽性のときは、早めに産婦人科を受診してください。
- 陰性でも、月経が来ないときや心配が続くときは、もう一度検査するか、産婦人科を受診してください[6]。
- 強い腹痛や、いつもと違う出血が続くときは、早めに産婦人科を受診してください[1]。
性感染症が心配なときは、どうすればよいのでしょうか?
緊急避妊薬もピルも、性感染症は防げません[1]。1 回の性交でも、性感染症はうつることがあります[8]。
保健所では、HIV の検査を無料・匿名で受けられます[7]。検査で感染がわかるようになる時期は、性感染症の種類によって違うので、保健所や医療機関に相談してください。おりものの変化や痛みなどがあるときは、検査の時期を待たずに産婦人科や泌尿器科を受診してください。
望まない性交だったときや迷うときは、どこに相談できますか?
望まない性交だったときは、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターに相談できます。全国共通の番号 #8891 に電話すると、近くのセンターにつながります[9]。72 時間を過ぎていても、相談できます[10]。
妊娠の心配は、こども家庭庁の性と健康の相談センター 窓口検索[11]で近くの窓口を探せます。
次からの避妊の方法は、パートナーと二人で考えておくとよいと思います。方法ごとの確実さは「避妊の方法には、どのようなものがありますか? 確実さはどのくらいですか?」で説明しています。